前歯が内側に傾いている?その原因やリスク、治療法を解説
2026/02/20
こんにちは。横浜市青葉区藤が丘の歯医者「マイデンタルオフィス」です。
前歯が内側に傾いている場合、噛み合わせや発音、顎関節などに影響を及ぼす可能性があります。
放置すると、さまざまな口腔内のトラブルを引き起こす可能性があるため、原因に応じた対処が必要です。
今回は、前歯が内側に傾く原因やリスク、治療法について解説します。
前歯が内側に傾いている状態とは
正常な前歯は、上の前歯が下の前歯よりもわずかに前方に位置し、やや外側に傾いています。
しかし、さまざまな原因によって前歯が過度に内側に傾くことがあります。
前歯が内側に傾いているかどうかは、横から見たときによくわかります。
正常な噛み合わせでは、上の前歯が下の前歯を2mmから3mm程度覆っており、適度な傾斜があります。
これに対し、内側に傾いている場合は、下の前歯よりも上の前歯が内側に位置していたり、ほぼ同じ位置にあったりします。
前歯が内側に傾く原因
先天的な骨格の問題
前歯が内側に傾く原因の一つに、先天的な骨格の問題があります。
上顎が小さい、あるいは下顎が大きいなどの骨格的な特徴がある場合、前歯が正常な位置に並ぶスペースが不足し、内側に傾いてしまいます。
特に、下顎が上顎よりも前方に位置している骨格性の受け口の傾向がある方は、上の前歯が内側に傾きやすくなります。
また、あごが小さくて歯が並ぶスペースが不足している場合も、前歯が内側に倒れ込むように生えてくることがあります。
歯並びの問題とスペース不足
歯が並ぶスペースが不足していると、前歯は限られたスペースに収まろうとして、さまざまな方向に傾いたり重なったりします。
その結果として、内側への傾斜が生じることがあります。
また、乳歯が早期に抜けてしまったり、永久歯の萌出が遅れたりすると、隣の歯が倒れ込んきて、本来前歯が生えるべきスペースが失われます。
その結果、狭いスペースに無理やり生えようとして、前歯が内側に傾いた状態で萌出することもあります。
その他、親知らずが横向きに生えていたり、埋まったまま前方の歯を押していたりする場合も、その圧力によって前歯が内側に押されることがあります。
舌や口腔習癖の影響
日常的な癖や習慣も、前歯を内側に傾かせる原因となります。
特に影響が大きいのは、舌の位置と動きです。
正常な舌の位置は、安静時に上顎の前方部分に軽く接触している状態ですが、舌を前歯の裏側に強く押し付ける癖がある方や、飲み込む際に舌を前歯の間に突き出す嚥下時舌突出癖がある方の場合、前歯に不適切な力がかかり、歯の位置が変化することがあります。
指しゃぶりや爪を噛む癖、口呼吸も、前歯の傾斜に影響します。
これらの癖は、本人が自覚していないことも多く、治療を行う際には癖の改善にも同時に取り組む必要があります。
歯周病による歯の移動
歯周病が進行すると、歯を支えている骨が失われ、歯がぐらつき始めます。
このような状態の場合、噛む力や舌の圧力、上下の前歯が接触する際の力の方向によっては、前歯が内側に倒れ込むように移動することがあります。
また、歯周病で奥歯を失うと、噛み合わせのバランスが崩れ、前歯への負担が増大します。
その結果、前歯が内側に傾いたり、扇状に広がったりすることがあります。
前歯が内側に傾くことのリスク
見た目への影響
前歯が内側に傾いていると、口元が引っ込んで見えることがあります。
これは、前歯が本来の位置よりも後方にあり、上唇が支えを失ってしまうためです。
さらに、歯列全体が奥まって見えるため、口が小さく見えたり、老けて見えたりすることもあります。
噛み合わせと機能への影響
前歯が内側に傾いていると、食べ物を噛み切ることが難しくなります。
また、前歯の傾斜により、下顎の前方への動きが制限されて奥歯への負担が増大し、特定の歯が摩耗したり、詰め物が外れやすくなったりすることもあります。
内側に傾いている前歯の改善方法
矯正治療による改善
ワイヤー矯正やマウスピース矯正により、前歯を正しい角度と位置に移動させることが可能です。
ただし、単純に前歯を外側に動かすだけでは不十分な場合も多く、整った位置に移動させるためにスペースを作る必要がある場合も多くあります。
また、骨格的な問題が大きい場合には、外科的矯正治療を検討する必要が出てくることもあります。
補綴治療やその他の選択肢
軽度の傾斜であれば、補綴治療で見た目を改善できることがあります。
これは、ラミネートベニアやセラミッククラウンを使って、前歯の形や角度を修正する方法です。
ラミネートベニアは、歯の表面をわずかに削り、薄いセラミックの板を貼り付ける治療法です。
歯の色や形、わずかな角度の修正が可能で、短期間で治療が完了します。
セラミッククラウンは、歯をぐるっと削ってかぶせ物をする方法で、より大きな範囲での修正が可能です。
ただし、これらの補綴治療は、健康な歯を削る必要があります。
また、根本的な噛み合わせの問題は解決されないため、見た目の改善に限定されます。
歯を削ることに抵抗がある方や、噛み合わせも含めて改善する必要がある方には、矯正治療のほうが適しています。
早期発見と予防の重要性
前歯の内側への傾斜は、早期に発見して対処するほど、治療による負担を軽減できます。
特にお子さんの場合、成長期に必要な治療を行うことで、骨格から改善できる可能性があります。
成人の方の場合にも、症状が重くなるほど治療にかかる期間や負担は大きくなるため、できるだけ早く対処することが大切です。
まとめ
前歯が内側に傾いている状態は、先天的な骨格の問題、歯並びやスペースの不足、舌や口腔習癖の影響、歯周病による歯の移動など、さまざまな原因によって生じます。
口元が引っ込んで見えるなどの審美的な問題だけでなく、噛み合わせの不調和、咀嚼や発音の問題、顎関節への負担増加など、機能的な問題を引き起こすリスクもあるため、重症化する前に対処することが大切です。
治療法としては、矯正治療やラミネートベニアがあります。
成長期のお子さんであれば、あごの成長を利用して骨格から改善できる可能性もあるため、歯並びに不安や疑問がある場合は、遠慮なく歯科医師に相談しましょう。
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