思春期の口臭の原因は歯並び?成長期特有の口腔トラブルと対策を解説
2026/01/20
こんにちは。横浜市藤が丘駅前の歯医者、マイデンタルオフィス藤が丘です。
思春期は身体的・精神的な変化により、特有の口腔トラブルが生じやすい時期です。
その一つである口臭は、歯磨き不足だけでなく、ホルモンバランスの変化、食生活の乱れ、ストレスなど、成長期特有の複合的な要因が関係して起こります。
今回は、思春期特有の口臭の原因と対策、そのほかの口腔トラブルについて解説します。
思春期の口臭の原因
口内の汚れ
思春期の口臭の直接的な原因は、口内に蓄積した汚れです。
勉強や部活動で忙しくなり、歯磨きをする時間が十分に取れないこと、永久歯への生え変わりが終わった時期のため、口内に磨きにくい箇所が生じることもその原因です。
特に奥歯は歯ブラシが届きにくく、食べかすや歯垢が蓄積しやすい環境となります。
口臭は、これらの汚れを栄養源として細菌が繁殖することで発生します。
糖分の多いお菓子や炭酸飲料をよく摂る場合、細菌活動が活発化し、口臭の発生リスクはさらに高くなります。
また、舌の清掃不足も口臭に大きく影響します。
ホルモンバランスの乱れ
性ホルモンの分泌が急激に増加し、唾液の分泌量や成分が変わることも、口臭発生の原因です。
女子の場合、月経周期に伴うエストロゲンとプロゲステロンの変動が影響します。
特にプロゲステロンが増加すると、歯肉の血管透過性が高まり、歯肉炎を起こしやすくなります。炎症を起こした歯肉からは特有の臭いが発生し、口臭の一因となります。
男子では、テストステロンの急激な増加により皮脂の分泌が活発になり、口の中の細菌のバランスが変化します。
さらにホルモンバランスの変化は自律神経にも影響し、唾液分泌の調節が不安定になって口臭が強まることがあります。
口内の乾燥
口内の乾燥は、口臭の原因となります。これは、唾液による自浄作用が低下し、細菌が増殖しやすくなるためです。
思春期に口内の乾燥が起こりやすくなる理由としては、勉強や部活動によるストレスや緊張が挙げられます。
このような状態が続くと、交感神経が優位になり唾液分泌が抑制されることで、口内が乾燥しやすくなります。
また、口呼吸の習慣も口内の乾燥の原因です。特に就寝中の口呼吸は、朝起きた時の口臭の主要原因といえます。
自律神経の乱れ
自律神経の乱れは唾液分泌を抑制することで、口臭の直接原因となります。
思春期に自律神経が乱れる要因としては、学業のプレッシャー、人間関係の複雑化、将来への不安、身体的変化への戸惑いなどのストレスが挙げられます。
こういった状態が続くと、交感神経が過度に活性化し、唾液分泌が抑制されることで、口腔内の自浄作用が低下し、口臭が発生しやすくなります。
また、夜更かしや不規則な生活リズムも自律神経バランスを崩します。
深夜までスマートフォンやパソコンを使用すると、交感神経が興奮状態のまま就寝することになり、睡眠の質低下とともに翌朝の口臭悪化につながります。
食生活の乱れ
思春期は成長に伴う食欲増加や好みの変化、生活リズムの乱れによって食習慣が大きく変化しやすく、このような食生活の乱れは口臭悪化の要因となります。
特に影響を与えるのは、間食の内容です。スナック菓子、チョコレート、炭酸飲料など糖分の多い食品は、口の中の細菌の栄養源となり、細菌の増殖や酸の産生を促進して口臭を強めます。
また、食事時間が不規則になることも、口腔環境に影響します。
部活動や塾通いで食事が遅れたり、朝食を抜いたりすると、夜間に蓄積した細菌や代謝産物が口内に長時間残り、強い口臭の原因になります。
腸内環境の乱れ
思春期は食生活の偏りやストレスにより腸内細菌のバランスが崩れやすく、それが口臭の原因になることがあります。
例えば、野菜不足や食物繊維の不足による便秘は、腸内に有害物質を蓄積させ、血液を通じて肺に運ばれ呼気として排出されることで口臭を生じます。
ストレスによる自律神経の乱れも胃腸の働きを低下させ、消化不良や腸内での異常発酵を引き起こし、悪臭成分を産生します。
思春期に起こりやすい口内トラブル
虫歯
思春期は虫歯が発生しやすい時期です。
これは、生え変わりが終わったばかりの永久歯はエナメル質が十分に成熟しておらず、酸に対する抵抗力が低いためです。
特に12歳前後に生える第二大臼歯(「12歳臼歯」)は虫歯になりやすく注意が必要です。
生活習慣も、虫歯リスクを高めます。
勉強や部活動で忙しくなることで間食の頻度が増え、特にお菓子や清涼飲料水を摂取することで口腔内が酸性になり、脱灰が進みやすくなります。
さらに思春期特有のホルモン変化やストレスにより唾液の分泌量や成分が変化し、口腔内の自浄作用が低下することも、虫歯の発生を助長する要因です。
歯肉炎
思春期になると、歯ぐきが赤く腫れたり、出血したりしやすくなります。
これは、性ホルモンの影響で歯ぐきが敏感になり、少しの歯垢でも炎症を起こしやすくなるためです。
また、部活や勉強で忙しくなり、歯磨きが不十分になったり、間食が増えたりすることも歯肉炎の原因になります。
歯並びの乱れ
思春期は、歯並びに大きな変化が生じやすい時期であるとともに、永久歯への生え変わりがほぼ完了し、最終的な歯並びが決まる重要な時期でもあります。
歯並びが乱れると、歯の重なった部分やすき間の清掃が難しくなり、歯垢や食べかすが残りやすくなります。
その結果、虫歯や歯肉炎、口臭のリスクが高まります。
口内炎
思春期は、口内炎が起こりやすい時期です。
これは、ストレス、食生活の乱れ、免疫の変化、口腔内の外傷など、さまざまな要因が重なるためです。
口内炎そのものは口臭の直接原因になることは少ないですが、痛みによって歯磨きが不十分になったり、口呼吸が増えたりすることで、間接的に口臭のリスクを高める場合があります。
まとめ
思春期の口臭は、オーラルケア不足に加えて、ホルモンバランスの変化や食生活の偏り、ストレスなど、さまざまな要因が重なって起こります。
虫歯、歯肉炎、歯並びの乱れ、口内炎などの口腔トラブルも、口臭を悪化させる要因になります。
毎日の歯磨きに加え、生活習慣の改善や栄養バランスの管理、定期的な歯科検診で口臭や虫歯・歯周病などから口内を守っていきましょう。
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