歯周病の治療~歯石除去編~ 

こんにちは。横浜市青葉区藤が丘にありますマイデンタルオフィスです。 

前回は歯周病治療のブラッシング指導についてお話させていただきました。

毎日のブラッシングが改善され、プラークが落とせるようになっていることが確認できたら、本格的に歯石除去を行っていきます。 

歯周病の治療で行うことは、専門用語ではスケーリングルートプレーニングと呼んでいますが、 歯の表面や根の表面の歯垢、歯石を専用の器械を使って取り除く治療になります。

深いポケットの中の歯石の除去と同時に、細菌で汚染されている歯の根の表面のざらざらした面を除去し、滑沢にすることで深いポケットの改善と歯石の再沈着を防ぎます。

歯周病の進行具合によりますが、これを数回に分けて行っていきます。
(※場合によって外科的な処置が必要になることがあります)

前回お話した、患者さん自身のブラッシングの徹底と、この治療によって、歯ぐきのポケットが改善し維持されていれば定期検診に移行します。

数回かけて歯石を取り終えたら、「やっと終わった〜!これでもう安心!」という気持ちになりがちですが、治療の後は定期検診が非常に重要になってきます。

なぜなら、残念ながら一度治療しても歯周病は数ヶ月〜1年もしないうちに高い確率で再発するといわれている病気だからです。
毎日のセルフケアで少しずつ取り残した歯垢が再発を手助けしてしまいます。
どんなに歯みがきが上手な方でも10〜20%は落としきれない歯垢が残るといわれていますので、
定期健診で取り残した歯垢や歯石を除去してもらうことがとても大切なのです。

この定期検診が皆さんの生活に定着し、歯周病やむし歯で歯を失うことなく歯の寿命をのばすことが私たちの願いです。

何回かに分けて歯周病についてお話させていただきましたが、いかがでしたか?

ご心配なことがあればご相談ください。

この記事を書いた人