歯周病の治療〜ブラッシング編〜

こんにちは。横浜市青葉区藤が丘にありますマイデンタルオフィスです。

前回は歯周病の検査についてお話させていただきました。

今回は実際の治療の第一段階であるブラッシング指導についてです。

歯周病の治療は歯ぐきの中の歯周病菌や歯石を除去することも大切ですが、
まずは適切なブラッシングを身につけていただくことからスタートします。

歯科医院でブラッシング指導を受けたことがある方も多くいらっしゃるのではと思います。

歯ブラシの当て方はもちろんですが、歯ブラシだけでは磨けない歯と歯の間に、
必要に応じてフロスや歯間ブラシの使用方法をお伝えするなど
おひとりおひとりに適した道具の選択やセルフケアの方法をお話させていただいています。

磨き残している苦手な部分がわかるように、歯垢(プラーク)を染め出して一緒に鏡を見ながら練習していきます。

このブラッシング指導、3〜5回のお時間をいただいてますが、なぜこんなにも重要視して時間をかけて行うのかというと、、、

まずは軽度の歯周病の歯ぐき。適切なブラッシングを行うことだけで、炎症が改善することがほとんどです。

そして、深いポケットをもつ歯周病が進行した歯ぐき。ブラッシングが適切にされていない炎症のある歯ぐきのままでは、このあとに続く歯ぐきの中の歯石除去の処置を行うにあたって、痛みや出血を伴い、改善が見込めない、もしくは歯周病を悪化させてしまうおそれがあるのです。

歯周病があり、進行しているほど治療にはどうしても時間がかかってしまうのですが、少しでも短い時間で改善させるためには適切なブラッシング方法を身につけ、継続することが最大の近道なのです!

また、正しいブラッシング方法を身につけることは、治療後、歯周病の病状が安定した際に、今度は維持をしていくためにも大変重要になってきます。
もちろん、発症していない歯周病の予防にも、とても大切なことなのでこの大事な第一段階のステップを一緒にクリアしましょう!

この記事を書いた人